
国姫が生きた青色の時代
2025年のテーマは「国姫」です。
翌年から「令和の大修理」を迎える開基堂・開山堂と大安禅寺の境内を使用し
過去と現在が融合し未来へ繋げるプロジェクト。
CONCEPT
コンセプト概要


福井の文化財を未来へプロジェクト
大安禅寺×デジタルアート
365年を光で紡ぐ通
〜大安禅寺 開基堂・開山堂修繕前企画〜
開催期間
2025.3.15(sat)−3.16(sun)
会場
大安禅寺
主催
大安禅寺/福井県教育庁生涯学習・文化財課
協力
福井市教育委員会事務局文化財保護課/大安寺観光協会/ナナセカイ
企画・運営
株式会社OneArtC
まちが笏谷石で満ちた時代一
葛藤しながら強く生き抜いた、女性の物語。彼女の名は「国姫」。福井藩四代藩主・松平光通公の妻。
彼女の想いが、時を越え光と音で現代に現れる。
過去と現在が交わる瞬間一一物語が始まる。

イベント当日に配布される会場マップです。
CONTENTS(STORY)
コンテンツ(ストーリー)
01.演出「青色ノ時代」
来場者が物語の世界へ足を踏み入れる最初の舞台として、江戸時代の福井藩をイメージした「両替座」と「高札場」を再現しました。来場者は入場時に現代のお金を藩札へ交換し、その藩札を手に歴史を巡る旅へと出発。入口から物語への期待感を高め、365年前へ時を遡る体験の始まりを演出しました。
AG(入口門・高札場制作)/山岸和紙店(藩札チケット制作)/OneArtC(デザイン)

02.演出「名橋九十九橋」
大安禅寺の門から玄関へ続く参道を、福井の名橋「九十九橋」に見立てて演出しました。光と音が重なり合う幻想的な空間の中を歩くことで、来場者は現代から江戸時代へと時空を越えていくような感覚を体験。橋を渡る一歩一歩が物語への導入となり、歴史の世界へ自然と引き込まれる空間を創り上げました。
一柳忠彦/ヒコズデザイン(照明演出)

03.演出「歌姫」
和歌の名手として知られる国姫の36年の生涯を、彼女が遺した十五首の和歌とともに紹介しました。庭園全体を舞台に、光と音が華やかさと儚さを織り交ぜながら物語を紡ぎ、国姫が生きた時代や想いを表現。来場者は庭園を巡りながら、一人の女性の人生と歴史に静かに触れる時間を体験しました。
一柳忠彦/ヒコズデザイン(照明演出)/Mykey(サウンドアート)/稲木美穂子(灯籠)

04.演出「最後ノ歌」
国姫が人生の最後に詠んだ辞世の和歌をもとに、AIを活用した作詞・作曲・映像制作によるミュージックアート作品を制作しました。庭園の奥に設けた東屋に白幕を張り、幻想的な映像と音楽を上映。静かな空間の中で、国姫が最期に残した想いを、映像・音楽・光が一体となって来場者へ届けました。
OneArtC(音楽生成・イラスト生成・動画生成・映像演出)

05.演出「国姫ノ夫」
大安禅寺を創建した福井藩主・松平光通公を、国姫の視点から描いた作品を展示しました。藩主としての威厳や武勇だけではなく、学問に励み、人を思いやる誠実な人柄にも焦点を当て、優しさと芯の強さを表現。イベントのテーマカラーである「笏谷ブルー」を取り入れ、国姫が見つめ続けた夫・光通公の姿を幻想的な空間として演出しました。
稲木美穂子(越前和紙作品)/五味(LEDプログラミング)/村上大理石株式会社(笏谷石展示協力)

06.演出「藩札伝」
日本で初めて発行された紙幣のひとつとされる「福井藩札」をテーマに、その歴史やデザインの魅力を紹介しました。作品には藩札の意匠を取り入れ、松平光通公が福井藩の財政難を乗り越えようとした強い決意を、デジタル映像と音によって表現。歴史を学びながら、その時代に生きた人々の想いにも触れられる作品となりました。
十三(デジタルクリエイター・絵師)

07.演出「謎ノ絵師」
国指定重要文化財「故事人物花鳥図押絵貼り屏風」を題材に、普段は見ることのできない貴重な文化財を新たな視点で楽しめる作品として演出しました。プロジェクションマッピングによって屏風の絵が静かに動き出し、六面ごとに異なる表情へと変化。伝統文化とデジタル技術を融合させ、歴史に新たな命を吹き込みました。
OneArtC(プロジェクションマッピング)

08.演出「寛永十三年」
松平光通公と大安禅寺の創建を、年表形式でたどる体験型コンテンツとして制作しました。AR技術を活用することで、来場者は歴史上の出来事を目の前で体験するように学ぶことができました。現在と過去が重なり合う空間の中で、大安禅寺の歩みと福井の歴史を、より身近に感じられる演出となりました。
OneArtC(ARプログラミング)/JACK(影絵)

09.演出「祈ト感謝」
開基堂を主役とした光と音の演出を行い、大安禅寺に受け継がれてきた祈りと感謝の心を表現しました。寺院で収録したサウンドと連動するライティングが、笏谷ブルーを基調とした幻想的な空間を創り出し、松平光通公が人々の幸せを願った想いを静かに伝えました。歴史と祈りが重なり合う、心安らぐ空間となりました。
五味(LED演出)

10.演出「禅ノ段」
階段を一歩ずつ進むごとに、三つの異なる影が現れる光の演出を施しました。映し出される影は「内面の自分」「俯瞰した自分」「もう一人の自分」を象徴し、歩みを重ねながら自分自身と向き合う時間を表現しました。悟りへ近づく禅の修行を、光と影を通して体感できる幻想的な作品となりました。
各務靖久(影・ライティング演出)

11.演出「悟リ」
開山堂に安置された大愚禅師像を中心に、光と煙を組み合わせた幻想的な空間を演出しました。像の方向から差し込む光によって「先祖の恩・両親への感謝」の言葉を表現し、お香の煙が光と重なることで、厳かで静寂に包まれた空間を創出しました。訪れた人々が自然と心を落ち着かせ、感謝の心を見つめ直せる作品となりました。
各務靖久(煙・ライティング演出)

12.演出「未来永劫」
365年受け継がれてきた想いを未来へつなぐフィナーレとして、来場者参加型の組紐作品を制作しました。一人ひとりが願いを込めて紐を結び、その想いが一本の道となって未来へ紡がれていく様子を表現。365本の風車や光、音が一体となり、過去・現在・未来がつながる希望の空間を創り上げました。
AG(組紐制作)/OneArtC(空間演出)/五味(LED演出)/an-pan(サウンド演出)

13.演出「零れ話」
徳川家康の次男・結城秀康の誕生から始まる物語を通して、大安禅寺へと受け継がれる歴史の原点「エピソード零(ゼロ)」を表現しました。重なり合うスケルトンの布で幾重にも積み重なった歴史の流れを描き、その中央には365年前の笏谷石を展示。来場者が時代の重なりや歴史の深みを感じながら、現在へとつながる物語の始まりを体感できる空間を創り上げました。
反保シュウジ(プロジェクションマッピング)/大安禅寺・OneArtC(空間演出)/村上大理石株式会社(笏谷石展示協力)

GALLERY
ギャラリー




















PROJECT MEMBER
プロジェクトメンバー
監修
高橋玄峰
福井県教育庁生涯学習・文化財課
映像クリエイター
反保シュウジ
Maker
五味
照明演出家
一柳忠彦(ヒコズデザイン)
照明演出
各務靖久
サウンドクリエイター
Mykey
音響・エレクトロニカ
an-pan
絵師
JACK
デジタルクリエイター
十三
写真家
g3
越前和紙作家
稲木美穂子
木工クリエイター
AG
総合演出・構成
OneArtC